ENDEAVOR PROJECT 2010-2011(エンデバー プロジェクト 2010-2011) / 日本バスケットボール協会 公式サイト
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■小倉恭志スーパーバイザーの総括コメント

エンデバープロジェクトの目的は「発掘」と「普及」です。全国から有望な選手を集め、技術を伝達していくのが第1条件と言えるでしょう。それをしっかり踏まえたうえで、「強化」につなげられるようにという感覚も持って取り組んできました。特に今年度のU-15トップエンデバーはU-16代表スタッフとのコミュニケーションを密に図ってきましたが、今後色々な面を見越した、更なる調整が必要だと感じています。ただ、このような過渡期においても、本来の目的を見失わずしっかり選手を育てていくことを大事にしていきたいと考えています。今年度U-14トップエンデバーを新設したことで、選手にとっては経験の場が広がるとともに、もう1度トップへ来ようというモチベーションアップの新しい要素が加わりました。さらに昨年からU-16代表活動も始まっています。各カテゴリのトップエンデバー合宿を年間に何度も行えないのは申し訳ないですが、こうして連携していくことが選手の育成にとってベストであると、今年度を通して実感しました。

その中でU-15世代のメンバーに、トップエンデバーが求めることは2つです。まず、自身が日本のトップレベルにあると自覚を持ってほしい。もう1つは、第2回トップエンデバーの開講式でも話をしたのですが、自分には何が欠けているのかに気が付き、今後の取組みを自ら考えてほしいと思います。成長過程の選手達は素直で、スタッフ陣が教えてあげると理解するのですが、逆に言わないと何も気付かない面もあります。そこでU-15トップエンデバーの段階で、“自ら気付く”という意識付けを行えればと思います。エンデバープロジェクトの内容は技術の伝達ももちろんですが、ブロックエンデバーやもっと下の年代に向けて、そういった意識の部分でも伝達していけるような形を作っていかなければと思っています。


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