初のU-14トップエンデバー 日本バスケットボール協会が取り組んでいるエンデバー制度において、今回は初めてU-14カテゴリーでのトップエンデバーが開催された。参加選手は昨年度実施したU-13カテゴリーのブロックエンデバーを経て選出された選手たち。中にはつい先日の全中大会で活躍していた選手も。 まずはじめに開講式が行われ、諸山強化本部長より「オリンピック、世界選手権出場を目指して、一つでも多くの技術を身につけて伸ばしていってほしい」と激励の言葉が送られた。 大事なことはやっぱり“基礎” ウォーミングアップが終わった後は、まずはすべての基本『パワースタンス』から。その後、ドリブル、シェービングのドリルが行われたが、コーチングスタッフからはとても細かく丁寧な指導が行われた。特に、「ビジョン」についてはどのメニューでも常に強調され、「ミスはしてもいいからビジョンを大事に!」と繰り返し声が掛けられていた。 積極的に自ら学んで帰ろう! 練習後のミーティングの際、小倉スーパーバイザーから「練習中にコーチが集合をかけた時、いつも同じメンバーが前にいたぞ。ずっと後ろにいたメンバーもいるんじゃないか。」「二人組での練習の時、同じ県、同じブロックの知り合いとばっかり組んでいなかったか。」と指摘があった。自分のチームであってもトップエンデバーの場であっても積極的に取り組む姿勢や積極的にコミュニケーションをとることは選手として成長する上で必要なこと。明日からの彼らの言動、行動に期待したい。 食事も練習のうち 練習後には、U-16男子日本代表が受けることになっていた「栄養指導プログラム」にU-14男子トップエンデバーの選手も参加することになった。管理栄養士の小林さんからは、なぜ食事が大事か、どういう食事をとったらいいかという話があり、また最後にはトレーナーから「バスケだけをやっていても勝てない。身体を大きくすること、フィジカルを強くすることも必要」と技術練習以外にも大事なことがたくさんあるということが伝えられた。 <小池一元コーチのコメント> 今回はU-14カテゴリーでの初めてのトップエンデバーでしたが、U-15と比べると、現役ということでより高いモチベーションをもっているなと感じました。声もよく出ていたし、貪欲に学ぶ姿勢が見られました。 また、隣のコートではU-16男子日本代表チームの合宿が行われており、それもいい刺激になっていると思います。いい意味でのプレッシャーにもなっており、お互いが切磋琢磨して全体のレベルをどんどん上げていければいいと思います。
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