よくも悪くも慣れてきた3日目 3日目ともなると、ウォーミングアップのメニューにも慣れてきて、全体的に動きがスムースになってきた。昨日から一番力を入れている速攻の練習でも徐々に動きがわかってきたようで、選手の中から自然と声が出てきたり、シュートが決まると拍手が起こったりするようになった。しかし、一番大事なシュートの場面で、レイアップシュートを落とすなどミスが続発。一色コーチからも「シュートを落としすぎや!」と厳しい注意の声が飛んでいた。 最後のアピールの場 ウォーミングアップメニューが終わると、チームを5つに分け、8分間のゲームを4本行った選手たち。ゲームに入る前、一色コーチから「ウォーミングアップでは、シュートも入らん、リバウンドも行かん、パスを呼ぶ声もない。こっちがそう言っても反応もない。そういうこともコーチたちはちゃんと見てるぞ」とピシャリ。その言葉が効いたのか、ゲームが始まると、どの選手もリバウンド、ルーズボールなど細かい部分にも泥臭く絡んでいき、最後のアピールの場で一生懸命プレイしていた。 U-18女子日本代表の活動に向けて〜閉講式〜 閉講式では、まず一色コーチから「このメンバーの中からU-18女子日本代表を選ぶわけですが、どんな結果になろうとも、それぞれが自分たちの地区に帰って、その地区のレベルを上げるように頑張ってほしい」とエールが贈られた。そしてサポートスタッフを代表して挨拶をした桜花学園高校の井上先生からは「ゲームを見ていて気づいたことは2つ。インサイドにボールが入らないために、インサイドのディフェンスができているかどうかが見えなかった。もう1つはオフェンスリバウンドに行ってないので、ディフェンスリバウンドの強さがわからなかった。この2つはアジアで勝ち抜くために重要なこと。次回はそこを強調してプレイしよう」。オフェンスとディフェンスは表裏一体。何かを強くするには、その逆の力も非常に重要になってくるというわけだ。
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