ENDEAVOR PROJECT 2010-2011(エンデバー プロジェクト 2010-2011) / 日本バスケットボール協会 公式サイト
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2010年9月18日(土)@味の素ナショナルトレーニングセンター 次に進む
(第1日目)
今日の活動レポート

基礎・基本を磨いて、本当の実力を身につける。
選手個々が持っている能力をさらに引き出すことを主眼に置いているエンデバープロジェクト。その全国版である「2010年度U-15女子トップエンデバー」が本日から始まった。開講式で福田悦男スーパーバイザーが「このトップエンデバーでは、みなさんが持っている能力を伸ばすためにも、基礎・基本、英語でいえば『ファンダメンタル』をしっかりと学んでください。基礎・基本だからといってたやすいものではありません。もしかしたら、できないこともあるかもしれません。バカにせずに、真剣に臨んでほしいと思います。」

今回のトップエンデバーに選出された30名の選手の中には、チームで「エース」と呼ばれる存在の選手が多い。都道府県、地方ブロックでは何気なくやって結果を出せていたとしても、それは本当の実力ではない。鷲野鋭久コーチングスタッフからは「普段はトップだとしても、ここは同じくらいレベルの高い選手が集まっています。お互いが刺激し合ってほしい」と声をかけられた。個々の持っている実力を、基礎・基本を磨くことで本当の実力にしていく。そんなトップエンデバーの練習が、今年も始まった。

選手の資本はやはり自分の体である。
初日の今日はまず、練習前におこなうトレーニングについて、津田清美トレーナーから講習を受けた。30名のうち26名が3年生。つまりは所属チーム(部活動)では引退をしている選手たちである。しっかりと体の各部位を意識しなければ、ケガを引き起こしかねない。体幹のトレーニングに始まり、肩甲骨の可動域を広げるためのトレーニング、股関節を意識した下半身のトレーニングなど、バスケットに必要で、かつ自分の体重を使うことで負担を軽減させるトレーニングを、みっちり40分間おこなった。正確な姿勢でやると、すぐに顔をゆがめる選手もいたが、「これこそが自己管理につながるのです(鷲野コーチ)」。

五十嵐克之コーチングスタッフのコメント
今年の30名を見ると、やはりファンダメンタルが全国的に定着していることが伝わってきます。できない子がほとんどいない状態で、すそ野が広がっているなと感じます。今日は本当にファンダメンタルだけの練習でしたが、明日からは走る練習も出てくるようなので、今度は走りながら自分で判断しなければいけなくなります。この広いコートの中で、自分はどのように走って、フロアバランスを取りながら、スペースをやっつけていくのか。エンデバーは「個」の高まりを目指すところですが、チームの中の「個」がすごく大事になってくると思っています。

今日の練習を見ていると、まだまだボールマンが味方を目で追いかけているところがあります。そうではなく、まずはシュートをしっかり狙って、人を追いかけないようにすること。そして鷲野コーチもおっしゃっていましたが、パスをした後の動きが遅いところがあるので、そういうところをもっともっと教えることができればいいなと思っています。

今日のスケジュール
12:30 羽田空港or東京駅集合
14:30〜18:00 開講式・練習
19:00〜 夕食
20:00〜 入浴・洗濯等
22:00〜 消灯
 
今日の練習メニュー

体幹等のトレーニング
ウォーミングアップ
水分補給
ボールハンドリング
ボールポジションのファンダメンタル
制限区域内での三角パス
制限区域内での3対1
制限区域内での3対2
水分補給
制限区域内での2対1
制限区域内での2対2(ドリブルなし)
フリースロー
水分補給
制限区域内での2対2(ドリブルあり)
フリースロー
クールダウン

選手のコメント
<小島由希子選手のコメント>
今まで岩手の中で練習をしていたんですけど、全国に出てみると大きくても素早い動きをする選手がいたり、すごくいろんなプレイをする選手がいて、勉強になりました。チームではセンターですが、ここではフォワードになりそうです。まだ、どうなのかなという不安はあるんですけど、どこのポジションでも自分のできること一生懸命やりたいと思います。ジャンプストップからのドリブルなどはあまりやっていない練習で苦手だったんですけど、あと2日間で少しでも上達するように頑張りたいと思います。
<山田愛選手のコメント>
みんなうまくて、そのなかで自分もやっているから、頑張らないとって思いました。全中などで試合をしたことがある選手もいたんですけど、練習で一緒にやるのはちょっと違う感覚で、たとえば高見中の森田さんなどはすごく声を出していて、すごいなって思いました。引退してからは、今日の練習でやったような基礎練習ばかりをしているので、そんなに難しいとは思いませんでした。あと2日間、プレイ面ではミートやディフェンスを頑張りたくて、プレイ以外の面では行動の切り替えを早くしたいと思っています。
<西岡里紗選手のコメント>
みんなうまい人ばかりで、自分はあまり何もできなかったけど、自分の高さ(181センチ)を生かして、やれることをもっとやっていきたいと思いました。2対1の練習でうまくパスができなかったんですけど、詳しいことを教えてもらって、よくわかったし、いい練習になったと思います。他の学校の3年生にも教えてもらって、いつもとは違う意見を聞けて、すごくいい経験になったと思います。
 

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