ENDEAVOR PROJECT 2007-2008(エンデバー プロジェクト 2007-2008) / 日本バスケットボール協会 公式サイト
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U-15女子(第1回)
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2007年10月7日(日)@ジャパンエナジー体育館 前に戻る 次に進む
(第2日目)
今日の活動レポート

キーワードは「観る」こと。
2日目の今日は「みんなもシュートが打ちたくてウズウズしているようだから」(鷲野コーチ)と、シュートメニューからスタートした。初日の昨日はハンドリングやパス、ピボットがメインでシュート練習のなかっただけに選手たちも嬉しそう。すると今度は鷲野コートたちが嬉しい発見をした。プロテクトシュートをしていたときのこと。「このシュートを普段から練習している人?」って尋ねると、手を挙げたのは数人。鷲野コーチたちは驚いた様子で「みんなレベル高いよ。JOMOの諏訪裕美選手がいたころは、片手でボールが上げられなかったからね。でもみんなできてるもんね。だからトップエンデバーに選ばれたんだけど、それも基本ができてないとできないこと。これはなかなかできるもんじゃないんだよ」と感心しきりだった。

だが、選手のレベルが高ければ高くなるほど、コーチ陣の要求も細かく、高くなってくる。この日の鷲野コーチはほとんどすべての練習で何度も中断させて、ポイントを繰り返し伝えていた。「状況をしっかり観ること。能力のある子は本能でできてしまうけど、それではダメなんだ。人に合わせていくことが重要だよ」。U-15女子トップエンデバーの最重要キーワードは「観る」こと。ただ一点を「見る」のではなく、全体を観察するように「観る」こと。そこから状況を判断していこうというわけだ。2日目の午前練習は、笑顔のなかにも厳しさが込められてきた本格的な練習になっていた。

指導者も勉強中
トップエンデバーは選手だけでなく、指導者を育成するという側面も持っている。この合宿ではトップエンデバーのコーチングスタッフ4人以外にも、9つのブロックエンデバーから推薦されたコーチ9人が参加。さらには自費でこの合宿に参加して、勉強しようという指導者がこの日は7人も来ていた。その自費で参加された指導者の方々はビデオを片手に、トップエンデバーの考え方や練習方法を取り入れようと、コートの外から練習を見つめ、ときに鷲野コーチたちに質問などをしていた。

トップエンデバーのお昼休み
午前の練習が終わると、体育館2階にある食堂で選手、スタッフは昼食タイム。テレビから流れているJOMOの選手とお笑い芸人のバラエティ番組を見ながら食べている選手、同じ席でおしゃべりをしながら食べている選手などみんなリラックスしながら食事をしていた。昼食が終わると雑誌の取材。でもたった1つの質問に各選手は悪戦苦闘。「幸せな結婚生活を…」と言い出しそうな選手も現れて、居合わせた永井晶也コーチの目を点にさせていた。でも体育館に入ると、ホワイトボードに書かれたU-15トップエンデバーの考え方をノートに書き写すなど選手としての自覚も徐々に現れだしていた。

待ちに待った…でも
午後の練習ではまず福田スーパーバイザーから「この合宿はみんなだけでできるものじゃない。いろんな人の協力があってこその合宿です。そういう人たちに感謝をしましょう」と、ボールを提供してくださっている株式会社モルテンの田中孝幸氏を紹介。田中氏も未来の日本代表たちにエールを贈っていた。そして午前の練習の終わりに鷲野コーチから「午後はゲームをします」と聞かされていた選手たちは、ゲームの前のディフェンス練習、カッティング練習を疲れも見せずに取り組んでいた。

そして16:30、ついに待ちに待ったゲーム形式の練習に突入。「今回の重点項目でもあるように、無駄な動き、無駄なプレイはダメだけど、ゲームではしっかり自分の持っているものをアピールしよう!」と鷲野コーチ。するとそれに応えるかのように選手たちもそれまでの練習とは別人のような顔つきでプレイを始めた。ゲーム開始直後こそ初めて組んだチームでコンビネーションが合わなかったり、ミスが続いたが、時間が経つにつれて各選手が自分の持ち味を発揮して白熱したゲームとなっていった。でもそれで終わらないのがU-15トップエンデバー。試合後に恒例の「ボードジャンプ」と「コート5往復のシャトルラン」が待っていたのだ。選手は「え〜っ」と言いながらも、シャトルランではポジション別に競争するような形で行なわれたためか、最後の力を振り絞って全員が、文字通り全力で走りきっていた。

今日のスケジュール
6:30 起床・ウォーキング
7:00〜 朝食
8:30 体育館到着
9:00〜12:00 練習
12:30〜15:00 昼食・休憩
15:00〜17:30 練習
19:00〜 夕食
20:00〜 入浴・洗濯等
21:00〜 ミーティング
22:00〜 消灯
 
今日の練習メニュー
<午前>
ウォーミングアップ(各自)
レイアップシュート
プロテクトシュート
シュートドリル
ミートジャンプシュート
パスランレイアップシュート
シェービングドリル
<午後>
ボールマンとオフボールマンの基本ディフェンス・カッティング10種類
オールコートのトランジション4対4
オールコート5on5
体力測定

選手のコメント
<鈴木知香子コーチのコメント>
昨年に引き続き2年連続のU-15トップエンデバーのコーチですが、今年のメンバーはすごく真面目で、スキルを身につけたいという意欲がすごく感じられます。私は同じ女性ということもありますが、性格的に自分が出せない子や思ったとおりのプレイができなくてナーバスになってしまう子には細かく声をかけるようにしています。また引退して時間が経ってしまっている3年生に対しても体のケアもするように心がけています。自分が選手のときはこんな日本のトップクラスの現場になんて足を踏み入れることさえできなかったので、そういう意味でも日本のトップクラスはどんなものだろう? って楽しく見させてもらってます。実際、日本のトップの選手たちはやっぱりすごいんだなぁって毎年感じています。
<角畑莉子選手のコメント>
自分の中学校と似た練習をしているんですけど、自分のところだとついわかっているからって流してしまうことがあるんです。でもU−15トップエンデバーでやると、やっぱり基本は大事なんだなぁって思います。それと自分のチームでは決まりごとがあってできないことも、ここではのびのびできるので、それも楽しいです。私は166センチなんですけど、次の15人に選ばれたいので、明日もチビでもできるってところを見せて頑張りたいです。
<鶴見彩選手のコメント>
U−15トップエンデバーでは自分の中学校の先生とは違うことを教えてくれるし、今まで1度も一緒にやったことのない選手とチームを組んでプレイできるのですごく楽しいです。ただこれまで通っていたパスが、背の高さに対応できなくてカットされてしまったり、しかもそれを何回か繰り返してしまったので、そこは明日修正したいと思います。明日が最終日だけど、最後まで自分らしい、元気なバスケットをみんなに見てもらって、楽しみたいです。
<大沼美琴選手のコメント>
U−15トップエンデバーに選ばれたときは本当に信じられませんでした。実際に来てみると、やっぱりみんなのレベルがすごく高くて…やりやすいんですけど、精神的にちょっとつらいところもあります。ただ走ることでアピールして、次の15人に選ばれるよう、自分のできることを精一杯やりたいです。そしてここで頑張って、お姉ちゃん(山形市立商業高校の大沼美咲選手)に負けないような選手になりたいです。
 

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