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考え方を理解させるトップエンデバー
2日目午前の練習も、昨日に引き続きファンダメンタルの練習が行なわれた。昨日はそのほとんどがオフェンスに通じているものであったが、今日はディフェンスにも着手。ボールマンディフェンスでは、インライン（ボール、もしくはマークマンの頭とゴールを結ぶ直線）を守るという原則を徹底させていた。「インラインを守るのが原則。その上で、チームごとにベースラインに追い込むなどの決まりごとがあるんです」と鷲野コーチ。トップエンデバーはチームであって、チームでない。どのチームにも共通する基礎を「考え方」として理解させることで、将来への順応性を高めようとしているのである。 迷ったら、基本に戻ろう！
合宿初日から基本的な動きを続けてきた選手たち。言葉や態度には出さないものの、少しつまらないと感じていたのかもしれない。それを察知したのか、鷲野コーチは「遊び感覚の練習をします。さぁ、いろんなシュートに挑戦してみよう」と提案をしたのである。そして、選手たちにダブルクラッチ（ボールを空中で持ち替えてシュートをする）やクローズアップシュート、ハイループシュートなどをやってみるように促した。できないながらもチャレンジする選手たち。だが、それが終わると「おもしろいだろう？ こういう遊び感覚でもシュートはできるんだよ。でも迷ったり、できなくなったら基本に戻ろう！」。そういってレイアップシュートの基本動作へと移行していった。このようなメリハリの利いた練習こそが選手たちに活力を与えるのだろう。 U-15ジュニアバスケット４原則
午後は8分間のゲームを9本行ったのだが、そのコートのそばで「U-15ジュニアバスケット4原則」と書かれたホワイトボードが選手たちを見つめていた。�ゝ蚕僂和臉據０嫂泙呂茲蠡臉抬∩阿發辰童�ろ、前もって考えろ��最短距離でボールをもらえ�ぅ僖垢靴燭薀好據璽垢貌阿院�この４原則は、毎年、ホワイトボードに書かれているもので、歴代のトップエンデバー卒業生もずっと目にしていたものである。「技術への理解はエンデバー制度の充実で間違いなく浸透してきています。トップエンデバーでは、それに加えて、『考え方』をしっかり伝えていけないと思っています（鷲野コーチ）」 鈴木知香子コーチのコメント
今年のU-15女子トップエンデバーは、例年よりも時期が少し早い関係で、3年生が比較的に体が動く状態でプレイできているので、それはよかったと思います。全体的に今年のメンバーは比較的に真面目で、言われたことをしっかりと受け止めれる子が多いようです。だからというわけではありませんが、プレイヤーとして見た場合でも、大きい選手のボールハンドリングやファンダメンタルが10年前やそれ以前に比べて、相当よくなっていると感じました。またヒル理奈選手やマウリ・エブリン選手のようにメンタル的にもプラス思考で、自信を持って自分を出せる、声を出せる選手もいます。バスケットは技術や身体能力だけじゃないと思うので、ぜひ、他の選手たちにもそのあたりを見習って、明日最終日を頑張ってもらいたいと思います。
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