ENDEAVOR PROJECT 2008-2009(エンデバー プロジェクト 2008-2009) / 日本バスケットボール協会 公式サイト
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2008年10月11日(土)@ナショナルトレーニングセンター 次に進む
(第1日目)
今日の活動レポート

最高の環境で、今年度2回目のトップエンデバー、スタート!
第1回トップエンデバーから1ヶ月も経たない本日、今年度2回目のトップエンデバーが第1回同様、ナショナルトレーニングセンター(NTC)で行われた。NTCといえば、JOCが管轄する日本のトップアスリートのみが使用できる建物で、ここに設置されているmondo社のゴール(世界の主要大会で使われているもの)は、日本で唯一ここにしかない。U-15トップエンデバーのメンバーは、そのような環境の中で2泊3日の練習ができるのである。しかも今回は、11月2日からインドネシアで行われる「FIBAアジアU-18女子バスケットボール選手権大会」に出場する、U-18女子日本代表の選手たちが同じ期間、隣のコートで練習をしている。すぐ上の目標、もしくは憧れの選手がいる中で、いい緊張感を持って初日をスタートさせた。

金子寛治・特別コーチの“ビッグマンドリル”
今回の合宿には、愛知・安城学園高校の監督であり、元日本代表のキャプテンを務めた金子寛治先生が特別コーチとして参加している。日本の弱点ともいうべきインサイドをどう攻略していくか。直接的なパワーや高さで勝負ができないのなら、さまざまなテクニックを駆使して、いかに相手のパワーや高さを分散させていくかがキーになる。そのためのビッグマンドリルというわけだ。U-18日本代表選手と一緒に金子特別コーチの説明に聞き入る選手たち。新しいテクニックが手に入る喜びで、目が輝いていくのがわかる。フロントターン、リバースターン、スピンムーブと次々にチャレンジしていき、完璧にはできないまでも少しずつコツをつかんでいたようだ。

金子寛治・特別コーチの感想
いろんなテクニックを身につければ、バスケットはもっとおもしろくなると思います。でも、センタープレイの最後はテクニックではありません。闘争本能が必要なのです。ただ、ここがおもしろいところですが、テクニックを覚えると、やる気も出てきて、闘争本能もでてくる。この相乗効果を生かしたいところです。U-15トップエンデバーは育成の場だと聞いています。ここでいろんな手の使い方、足の使い方、シュートのバリエーションを練習することは非常にいいことだと思います。バスケットは繰り返しのスポーツだから、若い年代からいろんなことを経験して、成長したときに自然にそれらの動きができれば、これまでとは大きな違いになると思います。

福田悦男スーパーバイザーのコメント
15人になったということで、選手から「私たちがやらなければいけないんだ」という気持ちが伝わってきています。また今回のメンバーはすごく前向きで、取り組みが真面目だなと感じています。目の前にはU-16としての「強化」というものがぶら下がっていますが、やはりファンダメンタルをしっかりとやった中での強化になると思うので、基礎基本をどれだけできるかがU-15トップエンデバーのベースになります。また鷲野コーチがおっしゃっているように、ただ漠然とやるのではなく、狙いを明確したうえで練習をするかしないかで、その技術が身につくか、つかないかが決まってきます。ここでは、駄目な場合に鷲野コーチが集合をかけて、フィードバックさせて、再確認する。そうすると、子どもたちも「今のでは駄目なのか」と思って、すぐ次には変われています。私はそれでいいと思っています。エンデバーから強化に移るのだけれども、基礎の部分は押さえた上で強化につなげていきたいと思っています。

今日のスケジュール
14:30〜18:00 開講式・練習
19:00〜 夕食
20:00〜 入浴・洗濯等
21:00〜 ミーティング
22:00〜 消灯
 
今日の練習メニュー
<午後>
ハンドリングドリルの復習
ビッグマンドリル(各種シュート・各種ターン)
休憩
台形周りのシェービングドリル
センターのターンの徹底
シールのステップワーク
ダウン

選手のコメント
<大沼美琴選手のコメント>
またみんなと一緒に練習ができることがすごく嬉しいです。練習の中身としては、昨年の第2回合宿とはちょっと違っていて、レベルが高くて、理解するまでが大変でした。自分としては走ること長所だと思うのですが、まだまだ、ただ走っているだけなので、もう少しメリハリをつけたり、考えて走れるようになりたいと思っています。また、ガードのボール運びの手助けなど自分の役割もしっかりと果たして、明日からも頑張りたいです。隣のコートで姉が(U-18日本代表の大沼美咲選手)プレイしていて、同じところで練習ができて嬉しいです。
<鈴木静香選手のコメント>
第1回合宿から1ヶ月くらいしか経っていないのですが、今日は前回と同じように基礎的なことをやったので、それが思い出せてよかったです。ただ、今年は昨年に比べて大きな選手への対策をやっているように感じます。こういった大きい選手へのプレイっていうのは、学校では教えてもらえないような練習ばかりなので、すごくいい勉強になるし、これをゲームで生かせたらいいなって思います。この合宿では自分のプレイの幅をもっと広げられるように、教えてもらったいろんなプレイを吸収しながら、得意なプレイを伸ばしていきたいです。
<三好南穂選手のコメント>
第2回の合宿に選ばれて、本当に嬉しかったです。今日は、今まで何の目的でこのプレイをやっているかがわからなかったものもあったんですけど、それを金子先生に詳しく教えてもらって、これからどういう目的でそのプレイをするのかを考えながらプレイできると感じました。私はガードですけど、同じくらいの身長の選手とインサイドで張り合うことがあるかもしれないし、パスする側としてもセンターのことを考えて、同じ気持ちでやらなければいけないと感じました。明日からもコーチの話をよく聞いて、理解して、自分のプレイをしっかり出して、頑張っていきたいです。
 

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