ENDEAVOR PROJECT 2008-2009(エンデバー プロジェクト 2008-2009) / 日本バスケットボール協会 公式サイト
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U-15女子(第2回)
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2008年10月12日(日)@ナショナルトレーニングセンター 前に戻る 次に進む
(第2日目)
今日の活動レポート

あくまでも、U-15らしく!
8:35、鷲野コーチが選手たちに集合をかけた。練習開始予定は9:00なので、前倒しで練習を始めるのかと思ったら、そうではないらしい。緊張の初日を終えたからこそ、再度気を引き締めるために「U-15としてのあり方」を説いていたのである。「U-15を始めたおかげで中学生の技術は確かに発展しているけど、中学生として守らなきゃいけないこともあるよ。それは中学生として判断力や我慢する力を育てることなんだけど、みんなはそれを大好きなバスケットで身につけられる。そのことを自覚して、今日も頑張ろう!」。ナショナルトレーニングセンターで合宿ができ、隣にはU-18女子日本代表がいる。そのことに浮つかないよう、鷲野コーチは練習前に選手たちを集めたわけである。果たして、選手たちの顔もきりっと引き締まって、いい緊張感で練習を開始できていた。

ポジション別の練習で、スキルアップ!
午前の練習は主にポジション別に別れての練習となった。ガード、フォワード組は鷲野コーチ指揮のもと、チームとしての基本的なムービング「フィギュア・エイト」を教わった。これはスクリーンプレイのそれではなく、コートを縦に5分割し、そのなかを「8の字」に動きながらパスを回していくものだ。基本的な動きはあるのだが、一番のポイントは「観る」こと。観て、待って、タイミングを計るパッシングの練習である。「みんなにはドリブルをする力がある。それに観る力が加わったら、もっとよくなるぞ」と鷲野コーチ。最初はうまくできなかった選手たちも、考え方を理解して、プレイがうまくいくと、徐々に笑顔が出てくるようになっていた。

センター陣は昨日に引き続き、金子寛治・特別コーチの指導を受けた。昨日やったセンターのムーブを徹底的に復習したあと、ハイポストへのフラッシュからのプレイも教わっていた。バックドア、バックドアから逆サイドに展開して1対1など、これまでやったことのないようなプレイを紹介されて、選手たちは嬉々としていた。「インサイドが中心になれないと試合には勝てないよ」という金子特別コーチの言葉に、選手たちはさらに力が入っていたようだ。

U-18女子日本代表とのスクリメージ
午後は、隣のコートで練習をしているU-18女子日本代表とスクリメージを「8分×3本」行った。結果としては3本とも完敗だったが、これまで練習でやってきたプレイを何度も出そうとしていたし、高校生を相手に、たとえ跳ね返されようとも果敢に攻めていく姿は印象的だった。一色建志U-18女子日本代表ヘッドコーチも「チームとしてはまだまだのところが多いけど、向かってくる姿勢など、いい印象を持ちました」と賞賛していた。高さ、強さ、スピード、スタミナ。どれをとってもU-18の選手には敵わなかったが、これから彼女たちが戦っていく舞台を思えば、1つの判断基準を見つけられたはずである。そういう意味ではいい経験ができたといえるだろう。

五十嵐克之コーチのコメント
チームとして少しずつ機能し始めているなと思うのですが、まだまだスタートしたばかりなので、センター同士の絡みや、センターとアウトサイドのコンビネーションなどはこれからかなと思っています。その一方で、一人ひとりが自分のポジション的な長所を見つけてきたようなので、そういった部分では明日が楽しみです。今日、U-18女子日本代表とスクリメージをさせていただきましたが、そこで感じたのは、ああいった強い相手に対して逃げずに立ち向かっていかなければいけないということが1つ。そして、チームとしての声。「1本守ろう」とか「ここで1本攻めよう」といった声掛けがみんなできれば、もっといいチームになると思いました。明日はそういった「私たちはこのチームで頑張っていくんだよ」という雰囲気が出せるようにアドバイスをしていきたいと思います。

今日のスケジュール
6:30〜 起床・ウォーキング
7:00〜 朝食
9:00〜12:00 練習
12:00〜13:30 昼食・休憩
14:00〜17:30 練習・スクリメージ
18:30〜 夕食
20:00〜 入浴・洗濯等
21:00〜 ミーティング
22:00〜 消灯
 
今日の練習メニュー
<午前>
ウォーミングアップ
各種レイアップシュート
フリースロー
水分補給
ポジション別ドリル
セカンドブレイク
ダウン

<午後>
トライアングルパス
カッティング
セカンドブレイク
ハーフコートオフェンスのエントリー
休憩
エンドラインからのプレイ
サイドラインからのプレイ
U-18女子日本代表とスクリメージ
ミーティング
ハーフコートオフェンスのエントリー(復習)
ダウン

選手のコメント
<近平奈緒子選手のコメント>
今年のU-15トップエンデバーは昨年よりもレベルが高い気がしていたので、とにかく今回の第2回トップエンデバーに選ばれてびっくりしました。今回の合宿では、金子特別コーチにセンタープレイをたくさん教えてもらって、知らないプレイばかりだったので、すごくためになって、楽しめています。でも、今日のU-18女子日本代表との練習ゲームでは、習ったことが全然できなかったし、何をしたかも覚えていません。ただ、最後に1本ターンシュートが決まったときは、もっと頑張ろうって思いました。明日もゲームがあるので、U-18のセンターに面を取らせないようにディフェンス中心で頑張りたいです。
<鈴木朋美選手のコメント>
この第2回合宿で初めてU-18女子日本代表の先輩たちと一緒に練習ができて、自分の新しい課題などがわかったので、とても有意義な合宿になっています。特に私の場合はセンターへのディフェンスが甘くて、今日も篠原恵選手に何本もシュートを打たれてしまったので、ディフェンスが課題だと思っています。またオフェンスでもシュートにいけなかったので、大きい選手にマークされてもシュートにいけるようしなきゃいけないと思いました。金子特別コーチのドリルは、チームで教えてもらったことのないプレイが多かったので、これからもっと使えたらいいなと思っています。
<板谷日香里選手のコメント>
U-15トップエンデバーでは、これまでやったことのない練習ができて、自分のためになったし、周りの人も上手なので、いいお手本が見られてよかったです。みんな、体の強さもあるし、テクニックもすごいなって思いました。そのなかで私は、とにかく走って、速攻に絡んでいくことが持ち味なので、そこを出せたらいいなと思っています。U-18女子日本代表の選手たちは自分たちと体格も違うし、スピードも速いし、シュートも確実だったので、そういうところは私も見習っていきたいです。明日も走って、パスをつないで、積極的にシュートにいきたいと思います。
 

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