U-18トップエンデバースタート! 都道府県、各ブロックのエンデバーを経て選出された精鋭30名を集めて平成20年度U-18男子トップエンデバーがスタートした。練習開始に先立ち、開講式では大滝和雄育成部長と山岡スーパーバイザーが挨拶。引き続きコーチ陣とサポートスタッフが紹介された。同時期に開催されているU-16男子日本代表チームスタッフやコーチ養成講習会参加者など約50人の関係者が見守る中、選手たちは少し緊張した面持ちで練習をスタートした。 まずは、自分 今日は初日ということで久井コーチ指導の下、ファンダメンタル中心の構成となった。ドライブは突き出しを強く、レイアップシュートは高い位置でリリースをするなど、基本的な部分を確認した。1on1からの合わせや2on2にメニューが展開されてくると、1on1の意識が薄れ、ディフェンスの動きを仮想して相手にパスしてしまうことが多発。そのたびに吉田コーチから「まずは自分でいけるところまで行け!」との指示が。まずは自分がシュートを狙う。シンプルながら一番重要なポイントなのだ。 常に世界を意識 2on2の対人練習になるとパスのコースや種類、合わせの位置などについて細かな指示が飛ぶ。確かにパスは通ってシュートに持ち込むことは出来るのだが、甘いパスでは外国との対戦を想定したときに身体の大きい外国人選手の「ディフェンスの壁」をかいくぐることは出来ないのである。日本では通用してしまうプレイゆえ、ピンと来ていない表情をする選手もいたが、トップエンデバーの段階であってもを常に世界と戦うことを意識して身体にしみこませていく必要があるのだ。 山岡秀雄スーパーバイザーのコメント 今年度のU-18トップエンデバー初日を迎えましたが、初日ということでまだ全体的におとなしく、目立つ選手はあまり出てこなかった印象があります。昨年まで谷口選手(洛南)、比江島選手(洛南)がプレイで引っ張ってリードしてくれていました。今年は唯一FIBAアジアU-18男子選手権を経験した永吉選手に年代を通じて引っ張っていってもらいたいと思っています。また、今回は1年生が多く含まれているので1年生の頑張りにも期待しています。 今年はFIBAアジアU-18男子選手権の開催年ではありませんが、このトップエンデバーから世界と戦うことを意識した練習に取り組む必要があると強く感じています。ドリブルの突き出しなど日本と世界のトラベリングの感覚が違う部分があったり、外国人の大きい選手に対抗するためにはどういうことを意識する必要があるかということを植えつけていければいいとと思っています。明日から、ともにナショナルトレセンで合宿を行っているU-16日本代表チームと練習ゲームなどを行いますが、個々の特徴を存分に押し出してアピールして欲しいと思っています。
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