U-18トップエンデバー「へ」、U-18トップエンデバー「から」のつながり 活動初日に引き続いてコーチ養成講座参加者が、そしてこの2日目からは平成20年度男子U-16日本代表メンバーが強化活動のため同じNTCのコートに集結した。さらにはデイビッドA.ホッブス男子日本代表ヘッドコーチも視察に現れ、U-18トップエンデバーが日本のバスケットボールにとって重要なキーであることが改めて感じられる1日となった。 例えば、コーチ養成講座参加者の1人は、「こうしてエンデバー活動で刺激を与え合ったトッププレイヤーが、自分のチームに帰ってどれだけ頑張れるかが1番大事なはず。もちろん、ここに参加している選手たちに追いつけるよう、私も自分のチームを指導していきます」とのこと。トップエンデバーでの切磋琢磨の先には、ホッブスヘッドコーチのもとアジアや世界で戦うという次のステージがある一方、そこに追いつこうとする各地域や下の年代の取り組みが、バスケットボール全体のレベルアップにつながっていくと言える。 呻き声を乗り越えて… U-15エンデバーまでの育成活動で培ったものを生かし、強化活動にステップアップする上で、ポイントの1つとなるのが「フィジカル」だ。そこで、20mスプリントと20mシャトルランを行い、選手ひとりひとりの状況を数字としてとらえる試みがなされた。吉本完明&星川 精豪トレーナーが開始前に提示した目標値は、スプリントが2秒台、シャトルランはガードが160往復・フォワードが145往復・センターが140往復。しかし結果としては、スプリントで2.9秒台を出せたのは2名、シャトルランでは140往復まで残った選手は全体で2名にとどまった。エンデバー活動の一環とはいえ、エンデバー卒業後の強化活動に向けて課題が浮き彫りになった。 久井 茂稔コーチのコメント 今日行った測定やトレーニングは、エンデバー活動に取り入れ始めたばかりなので、足りない点はまだまだあります。ただ、意識付けにはなったと思うので、「トップエンデバーでは必ずトレーニングがあるから、帰ってからも継続して取り組もう」と選手が思ってくれているといいですね。日本のこの年代でまさに足りていない取り組みを補強するため、そうやって裾野を広げていくことが大事だと思います。 |