合宿最後の練習はこれまでの集大成 ウォーミングアップを終えると、ボールのもらい方、ドリブル、ストップ、パスと2日間学んできた総復習のドリルを行い、2対2、シュートドリルとこなし、最後にゲームが行われた。チームのバランスを考え、再編成されたチームで8分ゲームを計5本、1チームあたり2ゲーム行ったが、選手はチームが変わっても戸惑うことなく、自分のプレーを存分にアピールし、最後は笑顔で合宿のスケジュールを全うした。第2回合宿にはここから15名が選出される。 目的意識を常に確認 練習に入る前にディフェンスの5原則を頭に入れ、選手全員が共通理解できるように再度、鷲野コーチより確認があった。そして“トップ”エンデバーにいる、見られているという意識を持つことの大切さを説かれた。すべてのプレーに対して、「なぜ、そうするのか」「なんのためにするのか」という意図がある。選手はそれを理解し、コーチはそれを理解させることが、常にこの合宿では求められた。 鈴木知香子コーチのコメント 今年の選手達は協調性がある選手が多かったと思います。テーマもディフェンスでしたので、チームでやろうとしていることに対して、進んでやってくれました。チーム分けを2回したのですが、2回目のチームでもスムーズに対応できていましたし、飛びぬけたスター選手はいませんが、役割を果たせる、誰とでも組めるチームとしてのまとまりがありました。 去年から9月と10月に合宿をするようになったのですが、エンデバーで活動してきたことが全国に浸透し、参加する選手がここを目指して調整して来れていると思います。部活を引退した3年生でも体力的にも問題もなく、すごくよい合宿になったと思います。 去年から引き続き選ばれている選手はすごく伸びていると感じます。永野選手や纐纈選手は都道府県対抗ジュニア大会で見た時に、びっくりするくらい伸びていました。2年生のときは自信を持ってできなくても、自分たちの代になって自身を付けています。また、マウリエブリン選手はU-16日本代表にも参加してますので、技術的にも精神的にも成長が見られます。優秀な人たちと切磋琢磨することはよいことですし、この年代の子ども達の1年間はすごく大きいです。
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