最後の最後に勝利! あっという間に最終日を迎えた男子第2回トップエンデバー。総まとめとして、埼玉県の春日部高校と練習ゲームを行った。合宿2日目の練習ゲームの反省を生かし、さらに3日目の練習の成果を出したいところだったが、最初に行ったフルゲームではほぼダブルスコアで敗れてしまった。しかし、続いて3本行った10分ゲームでは、天田コーチと小池コーチが両ゴール下に立って声を掛け続けたこともあり、徐々によくなっていく。選手たちも何度も円陣を組んだり、ベンチで立ち上がって喜ぶなど盛り上げ、最後の10分ゲームでついに勝つことができた。エンデバーでは勝利は第一の目標ではないが、選手達は大きな達成感を得られただろう。 対戦した春日部高校の伊澤コーチに感想を伺うと、「まず“大きいな”というのが1番の印象です。交代で出てくる子も皆サイズがあって、それでスリーも打てるのはすばらしいと思いました。脚力やパワーといったところはまだ高校生とは違う分、うちはそこで勝負できましたが、彼らが今後パワーをつけたらどう化けるのかが本当に楽しみです」とのことだった。 次のステージに向けて 楽しみな点はまだまだあるが、今プログラムは残念ながらこれでいったん終了となる。閉講式の際、大平スーパーバイザーもそれを口にしたが、続けて「これからもインターハイやウインターカップなどに足を運んで、皆さんの活躍を見続けます」。それを受けて、天田コーチは「一緒に観戦したウインターカップでも、活躍していたのはエンデバーの卒業生ばかりではありません。皆は今は日本のトップですが、過信すればここだけの選手になってしまう。さらに努力して、日の丸をつけて戦えるよう頑張ってください」、小池コーチは「言われたことができるのは当たり前。その中で自分のスタイルを出せるようになってください」とエールを送った。 選手たちにとっても、この4日間でできた絆はかけがえのないものだ。「この15人は最高の仲間です」と花田選手。コーチも言ったように、ライバルに負けずにU-18で再び顔を合わせることを励みに、ステップアップしてほしい。彼らが3年後や5年後も変わらず活躍していて始めて、このプログラムの成果がわかる。
|