エンデバーの立ち上げからこれまで、よりよい活動を目指して試行錯誤してきましたが、今年度のU-18トップエンデバーでは、エンデバーコーチングスタッフの方々にも参加して頂くことができました。その結果、参加選手のみならず参加指導者にとっても、忘れかけていたことを思い出させてくれるようないい形の活動ができたのではないかと思います。将来的に、エンデバーコーチングスタッフの方々のような素晴らしい指導者を全国に増やしていきたいと思っていますので、その第1歩になれたのではないかと手ごたえがあります。

次に、この3日間の成果としては、佐藤久夫エンデバーコーチングスタッフをはじめスタッフ陣が口にしていたように、まだ物足りない部分はあります。メンタル面で言えば、周りに発破をかけられてからではなく、いい意味で自ら指導者に対して向かっていく気持ちがもっともっと必要です。それは将来、海外で勝負するときのメンタルタフネスにつながっていきます。技術的にも、ガード陣がビッグマンをまだうまく使いこなせていません。ガード陣は周りのメンバーをどう動かすかを考えること、一方センター陣は身体を鍛えることやポストプレーを磨く必要があります。U-18世代は、エンデバーを終えて本格的に強化につながっていく年代です。ここにいるメンバーがU-18代表候補にステップアップして日本のバスケット底上げにつなげていけるよう、引き続き取り組んでいきたいと思います。