ENDEAVOR PROJECT 2009-2010(エンデバー プロジェクト 2009-2010) / 日本バスケットボール協会 公式サイト
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■一色建志コーチングスタッフの総括コメント

トップエンデバーということで、選手たちはみんな上手です。ただし、私は6月末におこなわれる「FIBAアジアU-18女子バスケットボール選手権大会」のことが頭にありましたので、U-18日本代表の選考を考えながら、見させてもらいました。いつも思うことは、185〜190センチといった、一昨年の間宮佑圭選手、昨年の渡嘉敷来夢選手に匹敵するというのは難しいことですが、体の強さ、リバウンドの強さのある選手がいないかなと思ってみていました。あとは外角のシューターをポイントとして見ていました。

その強化の観点から、まず話をさせてもらえば、最低でもアジアのなかで韓国、チャイニーズ・タイペイに負けてはいけません。しかし、やるからには頂点を目指さなければならない。連覇を思うと、相手の大きい選手を引っ張り出して、外からカッティングや、3ポイントシュートで対抗しなければいけないなと思っています。それをU-18日本代表に選ばれる選手たちにはしてもらわないといけないわけです。学校に帰るとポジションが変わってしまう可能性が大きいので、それでも代表でのポジションの意識、つまり気持ちの切り替えがサッとできてくれればいいなと思っています。

育成の観点からいえば、トップエンデバーに選ばれる選手ですから、ドリブル力も、シュート力も、判断力もあります。そういうことが、全国の高校生もできるようになればいいですよね。たとえばドリブルシュートも利き手しかしないとか、ディフェンスが2人、3人寄っていってもパスコースを探すことができていない、または狭い所にケガをするような状況で突っ込んでいくとか、そういうことがないように、状況を的確に判断する目が、今の18歳以下の選手には求められることだと思っています。


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