ENDEAVOR PROJECT 2007-2008(エンデバー プロジェクト 2007-2008) / 日本バスケットボール協会 公式サイト
ENDEAVOR PROJECT 2007-2008
トップエンデバー
ニュース
U-15男子(第1回)
U-15女子(第1回)
U-15男子(第2回)
U-15女子(第2回)
U-18男子
U-18女子
ブロックエンデバー
U-15
北海道
東北
関東
北信越
東海
近畿
中国
四国
九州
U-18
北海道
東北
関東
北信越
東海
近畿
中国
四国
九州
関連商品
本・ビデオ・DVD
JABBA




molten

asics

FOR ALL SPORTS OF JAPAN
U-15男子(第2回)
開催概要 参加メンバー 活動レポート フォトライブラリ 総括コメント
2007年12月26日(水)@国立スポーツ科学センター 前に戻る 次に進む
(第2日目)
今日の活動レポート

競争が楽しさを生む
午前の練習は、天田コーチによるウォーミングアップでスタートした。コートの中の3つのサークルに沿ってダッシュするメニューでは、3人いっぺんにスタートし、1番最初にゴールした人だけが抜けられる競争に。最初は追い抜くことはなかったが、「体を張れ、頭を使え」とコーチが言うと徐々に白熱。「楽しい!」という声が聞かれ、勝った1人は笑顔で喜び、負けた2人は苦笑しながらも並び直す。いい雰囲気でできていた。続いて、昨日も行ったスクリーンアウトドリルや2メンなどのメニューに移ると、それに緊張感が加わった。言われたことができなかったり、イージーミスが出ると容赦なく「やり直し」。終盤の4on4ラリーでは、「この3分を走れなかったら高校生には絶対に勝てないよ」(富樫コーチ)と午後の練習ゲームに向けて気持ちも高めていった。

いよいよ高校生とのゲーム!
食事を済ませると、午後はいよいよ高校生とのゲーム。東京都の強豪高校に胸を借り、7号ボール、1Q10分で行った。スターティングメンバーはキャプテンの杉本らが呼ばれたが、富樫コーチは1日目の練習終了後に「全員出します」と明言していた。エンデバーの目的は“育成”。目先の勝利より、練習したことを発揮するのが重要であり、今回の合宿のテーマは“走る”だった。交代はするから、コートに出たらめいいっぱい走れということだ。結果、1Qは3点差でついていくが、リバウンドやファールトラブルからセカンドチャンスを与えてしまう。一時は20点近く差が開いた。だが、だんだん慣れてかみ合うにつれてその差は縮まり、3Q終了時点には7点差に。最後は“走る”足が止まってしまい、高校生のシュート力が勝るも、随所にいいプレーが見られた。

フルゲームを行ったあと、さらにハーフゲームを2本行ったが、ここではエンデバーチームがリードする場面もあった。3本とも最終スコアでは高校生チームに下回ったものの、この様子を見ていた関係者は「時間を重ねるごとに1人1人がこのチームでの自分の役割がわかってきて、いいリズムになっていったようだ。この選手達が高校、最終的には日本代表で活躍するのが楽しみ。今回はできないが、同年代の子供たちに見せてあげたらそのまま真似はできなくてもいい刺激になるはず」と感心していた。

リピートメンバーの活躍
1日目とこの日の午前の練習で4on4や5on5の練習は行っていたが、外部チームとのゲームはやはり練習とは違っていた様子だった。その中で活躍を見せたのは笹原選手や木村選手、岡部選手といった下級生時からエンデバーに参加していた選手達だ。特に岡部選手は10月の第1回合宿よりも力強さが増していた。岡部選手のお父さん・和行さんは、「中学3年生は全中予選を終えた夏以降バスケができる環境が限られる。この合宿に参加できたことは本人のためになりましたし、私が言うのもなんですがうまくなったと思います」と言っていた。小学生のときから、普段の練習も嫌がることなくコツコツとやってきたという。日本代表として正式な試合、というわけではないが、こうして成果が表れると嬉しいものだ。

天田コーチのコメント
午前中の練習は、第1日目に引き続き「スクリーンアウト」と「リバウンドからの速い展開」をキーに行いました。ただ、午後にいざ練習ゲームをやってみると、それらやってきたことをいきなりは出せませんでした。トップエンデバーの日数が限られており、ここにいる選手達は普段はサイズや能力でできてしまうのが日本の現実です。今日のように自分達よりサイズや速さがある相手には、協力して、走らないと勝てないとこのゲームでよくわかったでしょう。特にインサイドの選手達は、同年代ならブロックできるシュートもステップでかわされて決められてしまう。じゃあいいポジションを譲らないようにしようとすると、当たり負けしてファールになってしまう。ディフェンスがどれだけ大事かを感じたと思います。その認識があれば、今後ボディコンタクトが強くなれば成果も出てくると思います。そういう意味で今日のゲームはとてもいい経験になりました。

今日のスケジュール
6:30〜 起床
7:00〜 朝食
9:30〜11:45 練習
12:00〜13:30 昼食
13:30〜17:30 練習・高校生とのゲーム
18:30〜 夕食・ミーティング
20:00〜 入浴・洗濯等
22:00〜 消灯
 
今日の練習メニュー
<午前>
ランニング
ウォーミングアップ
スクリーンアウトドリル
2メン
リバウンドからの3メン
4on4ラリー
4on4ゲーム
5on5
2人組シューティング
クールダウン
<午後>
ウォーミングアップ
練習ゲーム
シューティング

選手のコメント
<坂東拓選手のコメント>
トップエンデバーの練習では、速攻で言えばリバウンドからウイングが走ってレイアップ、といった基本の重要さが改めて知らされます。スクリーンアウトなど試合の中では当たり前にしなければいけないことも、習慣付いていなくてミスが出ることがある。改めて意識してやらなければと思いました。ゲームでは多く点に絡んでいきたいです。外だけでなく、カットインしたり、そこから合わせたりとバランスよくやろうと思っています。
<橋本晃佑選手のコメント>
第1回トップエンデバーの後、「もっと走る」ことと「ジャンプシュート」を課題に練習してきましたが、自分以上に皆走っているのでまだまだ足りないなと思います。でも集中しないとシュートも入らないのでしっかり集中していきます。ゲームが中心のメニューですが、バスケットは皆で1つのボールを守るスポーツなので、協力してディフェンスしていきたいです。高校生とのゲームでも当たり負けしないように、走ります!
<笹原祐樹選手のコメント>
第2回の合宿は人数が半分に絞られるということで、残れるかどうかはちょっと不安でした。でもこうして残ることができて、高校生とのゲームでは当たりやスピード、パワーの面で劣るところもありましたが、シュートは結構打てたので、自分をアピールできてよかったです。自分のチームではゴール下のプレーが多くなりますが、エンデバーでは違ったポジションでも自分を表現できるのがいいです。この合宿を通して、将来全日本チームに呼ばれるようなプレイヤーになりたいと思います。
<皆川徹選手のコメント>
第2回の会場であるJISS(国立スポーツ科学センター)は、設備が良くて驚きました。「こんなところでやっていいのかな?」って。トップエンデバーは周りが皆うまいので、ちょっとでもいいところを盗めればと思います。メンバーは皆仲が良くて面白い。次に顔を合わせるのは高校1年の夏頃でしょうが、それまでに外のプレイを身に付けるなど少しずつでも進化していきたいです。高校生とのゲームでは、思ったよりリバウンドが取れて自信になりましたが、ディフェンスがあまりできなかったので次のゲームの課題にします。
<富樫勇樹選手のコメント>
高校生とのゲームでは、相手のパワーが強くて当たり負けする部分もあり、なかなかシュートまでいけませんでした。でも、外にパスをさばいたりするのはいつも通りできたと思います。メンバー内のコミュニケーションもしっかり取れているので、いいプレーができています。トップエンデバーでは背の高い相手とたくさん戦う機会があるので、とてもためになります。次のゲームではシュートを入れられるようにしたいと思っています。
 

  Copyright(c) 2002 Japan Basketball Association. All Rights Reserved.